騎西特別支援学校北本分校で1学期を過ごしてみて。

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この4月に騎西地特別支援学校北本分校が開校しました。
知的障害(発達障害、精神障害等)のある子ども達が、知的特別支援学校高等部(普通科)として一般教科を学びます。
特色としては、卒業後の就労に向けた授業として『職業』に力を入れていることです。
北本分校では1年生16名(2クラス)の子供たちが食品加工と、メンテナンスを学びます。北本分校ではメンテナンスの内容にも工夫を凝らしているんですよ!
メンテナンスといえば、トイレ清掃やワックスがけ、ビルメンテナンスをイメージされると思うのですが、北本分校で学ぶメンテナンスはちょっと違います。
ただ掃除の手順やテクニックを学ぶのではなく、卒業後(生きていく中で)必ず必要となる整理の理論を実践的に学びます。
整理・整頓・掃除、極端な話、やらなくても命に別条はありません。しかし、整理・整頓・掃除を学び、生活の中に取り入れていくことで、間違いなく人生を豊かにしてくれます。
整理とは『必要なモノと、不必要なモノを区別すること』です。
簡単なようですが、なかなかこれが難しいのです。
なぜなら、必要、不必要の判断基準となるものが見えないからなのです。
そこで学ぶことは、自分で判断し決める力、すなわち生きる力です。

4月から4ヵ月間、子ども達と整理について考え、一緒に掃除をする中で、子ども達の表情や掃除に取り組む姿勢から成長を感じています。
整理・整頓・掃除は一見面倒なことかもしれません。
しかし、実践するもとで必ず良い変化が起こります!
誰かのためになる喜びだけでなく、自分にとっても、です。

非常勤講師として授業には、始めは不安もありましたが、先生方が温かく見守ってくださり、子ども達の変わっていく姿から本当にやる気と元気をもらいました。

いつも先生方から強く感じることがあります。指導する側の目的にブレがなく一致していることです。
「子ども達が社会に出た時、自立した時に困らない力を身につける指導をしたい!」
私も3人の母として、騎西特別支援学校の教育目標に共感し、指導にも熱がはいります。

夏休み明け、また元気な姿で子ども達に会うことを楽しみにしています!

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